映画と映像翻訳に魅せられて<3

鑑賞した映画と勉強になった翻訳を紹介!

イコライザー2

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原題:The Equalizer 2
出演者:デンゼル・ワシントンペドロ・パスカルメリッサ・レオ
監督:アントワン・フークア
翻訳者:風間綾平(字幕)、瀬尾友子(吹替)
おすすめ度:★★★☆☆

<内容>
凄腕の元CIAが、自分の親友を殺害した犯人らに復讐する話。

 

<感想>
デンゼルさんに敵なし!敵が巨漢の殺し屋だろうと、元特殊工作員4人だろうと、全員秒殺☆★
戦闘能力、調査能力、予知能力、なんなら暴風までも味方につける超能力?すべてにおいて格上でしたね。ただ、元同僚のラスボスも優秀なはずなのに、実力に差がありすぎて、最後のバトルシーンは物足りなかった…。4対1なら、デンゼルさんをもう少し追い込み、正義が勝つか負けるかわからないような展開にしても良かったかと。ところで、ラスボスの顔に見覚えがあるなと思ったら、『キングスマン:ゴールデン・サークル』のウイスキー役にも出演していました。すっかり裏切りキャラが定着してますね(笑)
個人的にはヒゲある方が好きです←

 

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<翻訳の考察>
Short money, Miles. That’s short money(あぶく銭だ すぐ消える)
→関連表現:Easy come, easy go(あぶく銭は身につかない)
Guess you don’t fly often? (空港は滅多に?)
→「~ない」の省略です。最初の列車のシーンでデンゼルさんが”First time in Turkey?”への質問に対し”No, no”(初めてでは)と答えますが、その返事でも「~ない」が省略されています。こういう表現は大変勉強になりますね。
I went private right after(俺は裏稼業を始めた)
あまりの秀逸さに鳥肌が立ちました。
ここの”private”は国家に属さないという意味で使われていますが、殺し屋とうまくかけて翻訳されています。
I took the chance that he matters((大切な存在か知らないが)そうだと賭けた)