映画と映像翻訳に魅せられて<3

鑑賞した映画と勉強になった翻訳を紹介!

バンブルビー

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原題:Bumblebee

監督:トラヴィス・ナイト(Travis Knight)
出演者:ヘイリー・スタインフェルド(Hailee Steinfeld)、ジョン・シナ(John Cena)、ホルヘ・レンデボルグ・Jr(Jorge Lendeborg Jr.)
翻訳者:確認予定
おすすめ度:★★★★★

 

<あらすじ>
トランスフォーマーシリーズ1作目の主人公サムとバンブルビーが出会う以前の物語。

 

今回の主人公は、18歳の誕生日を迎えたばかりの少女チャーリー。

父親の他界で悲しみからずっと立ち直れずにいる。
中古の部品を必死で探し集めながら、父親の形見である車を自力で修理するもことごとく失敗する。

そんな状況で、よく通う廃品置場で何とかエンジンのかかったの黄色い車を見つけたが、何とその車は人型の大型ロボットに突然変形した。
少女とロボットは徐々に心を通わせるが、二人の前に予想外の運命が待っていた…。


<感想>
スピンオフは反射的にあまり期待しないことが多いが、この作品に限っては見事に裏切られた(いい意味で)。


スピンオフなりに独自のスタイルを確立しつつ元のシリーズ作品とうまくつなげて、
アメコミにしては温かみのあるタッチで描かれている。

 

そして、何よりも主人公以上にかわいいバンブルビー!!
何ですかこの愛くるしいおめめは!!

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会社行く前にこの目で見つめられたら間違いなくサボります(笑)

 

また、自分も少女と同じような青春期を送っていただけに、ノスタルジックな気分にも浸れるし、共感できる部分が多かった。

若いうちはお金はないが、想像力をうまく駆使して最小限のもので自分の楽しみを最大限に実現しようとするところは、友達のほとんどがスマホを使いはじめた中、ガラケーをうまく活用してSNSの流行にうまく乗った自分と重なっている気がした(笑)

ガラケー所有者であることに恥は全くなかったが、連絡先交換が少々面倒だった(笑)


翻訳に関しては
短い原文に対する意訳が特に勉強になった(#5,10)
長い文章をまとめて意訳するのも難しいが
それ以上に短い文章を意訳する方が難しい気がする
こういう意訳が簡単にできるようになったら
映像翻訳はもっと楽しくなるだろうな!

 

1. Ive lost contact with the capital
交信不能
2. Let none escape
1体も逃すな
3. Ill buy you some time
私が時間をかせぐ
4. Oh I hate you
お前が憎い
5. U wish
”うらましい?”
6. Smile for a change
「笑顔で前向きな人生を」
(本のタイトル)
7. How underwhelming
期待外れだ
(地球に到着したディセプティコン
8. We thank you for your hospitality
ご厚意に感謝する
9. The darkest nights
Produce the brightest stars
“夜空が暗いほど
星は明るく輝く”
10. Still counts
でもキスだ
(ほっぺのチュウ)
11. Handle him and finish the job this time
今度こそ息の根を止めろ

12. Thank you for
あなたのおかげでー
making me feel like me again
本当の私に戻れた
13. Objects in mirror are closer than they appear
“鏡に映るものは
実は近くにある”

ジョーブラックをよろしく

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原題:Meet Joe Black
出演者:ブラッド・ピットアンソニー・ホプキンスクレア・フォーラニ
監督:マーティン・ブレスト
翻訳者:戸田奈津子(字幕)、小寺陽子(吹替)
おすすめ度:★☆☆☆☆


<内容>
大企業社長のパリッシュは、突然と謎の声を聞くようになった。
そんな時期に、彼のもとに謎の青年がやってきて、自分は死神だと名乗る。
パリッシュは、死の延期と引き替えに、死神に人間界を案内することとなったが、
よりによって自分の娘が死神に恋に落ちてしまう。
誰よりも娘の幸せを願うパリッシュは一体どんな死を迎えるのだろうか・・・。


<感想>

皮肉にも、人間は死に直面してから本当に大切なものに気づく!


死神を演じたブラピは当時35歳。
こんな美しい生物がこの世に生まれていいのだろうか。
悔しいけど、男性のぼくでもうっとりしてしまった。
ただ、いくらブラピが美しくとも映画の内容まで優れているとは限らない。
181分という長さの割には、大した展開も結末もなかった。
死神の目的も、二人の恋も、父親の最期も、全てにおいて中途半端。

 

「本物の愛」について含蓄のある言葉を前半でキメるも、後半は二人の男女に稲妻が落ちただけで、特に愛を育む場面はないし、
死神は、愛を知ってしまったというより、「人間の交わりにハマっただけじゃないのか?」と疑われてもおかしくないくらい最後の諦め方があっけないし、
アンソニー氏は、死期が迫っている中で娘たちにこれまで以上に愛情表現をしようと心がけるも、食事の回数を増やしただけで、特に父親らしいこともしていない。
うーん、書いているうちに気づいたのだが、この映画はテーマが絞られていないから全体的に中途半端になっている。キャストは豪華なのにもったいない(泣)

 

もちろん、面白い部分もある!

若造のブラピが大物俳優のホプキンス氏に生意気な口を何度もたたく場面は何度見ても面白いし、ブラピはビクビクしてたのか、それとも密かに楽しんでいたのかが物凄く気になる。
ちなみに、自分が日本に住んで2年ほどの頃(当時中学1年生)、先輩後輩という概念を知らなかったせいか日本語がまだおぼつかなったせいか、先輩のことを「お前」や「アイツ」呼ばわりしたらこっぴどく怒られた思い出は今でも覚えている。

 

<参考になった翻訳> 

I’m just trying to be agreeable
同調しただけ


Sorry to have stepped away for so long
This a friend of mine I asked to drop by
中座して すまない
招いた友人が現れたもので


I can’t escape you today
今日は よく会う日ね


It’s just a saying
言い回しだ
(死と税金と同様、今回の合併が逃れないこと)


Mr. bad news
縁起の悪い人がー


I don’t like what you are saying
言葉が過ぎる

ドリーム

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原題:Hidden Figures
出演者:タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、ジャネール・モネイケビン・コスナーキルステン・ダンスト
監督:セオドア・メルフィ
原作:マーゴット・リー・シェッタリー
翻訳者:長尾絵衣子(字幕)
おすすめ度:★★★★★

 

<内容>
計算係(コンピューター)としてNASAに勤める3人の黒人女性(キャサリン、ドロシー、メアリー)はそれぞれ特別な才能を持つも、非白人に対する人種差別が原因でキャリアップを阻まれていた。それでも差別や偏見に立ち向かい、自らの使命を果たすべく才能を武器に国家一大プロジェクトへの貢献に奔走する。
 
<感想>
人種差別ほど無意味なことはない!
(ただし才能があればの話)
 
本作品はデリケートな人種差別問題を明るく、軽快に描いており、この問題についてあまり馴染みのない日本人でも、話が重いと感じることなく、R&Bの音楽に乗りながら楽しく見ることができます♪
 
この映画の見所は何と言っても、自分の「才能」を武器に人種差別に毅然と立ち向かう女性3人の誇り高い姿でしょう。
 
キャサリンには、子供の頃から授かった天才的な数学の才能
メアリーには、NASAの上司もが高く評価するエンジニアの才能
ドロシーには、折り紙つきのメカニックとプログラミングの才能
 
があり、3人ともイケイケの理系女子。
もう文系男子にはタマラない←
 
冒頭で、「なんだ。最初から天才という設定か。才能がものを言うあのNASAなら誰も差別しないだろ」と思っていたら、見事に差別主義者だらけでした。でもそんな環境の中でも物怖じすることなく、自分の能力で差別に立ち向かい、最終的には差別がいかに無意味かを周りの人々に次第に納得させるところが痛快です★
 
でもですね、才能ある人でもこんなに苦労するということは、普通の人々の差別による苦しみはどれほどだったか、少し頭と心を使えば容易に想像がつくと思います。
 
本作はエンタメ向けに創作されているため、現実とかけはなれた部分がかなりありますが、だからこそ想像力を働かせる機会を与えてくれる作品となっています。現実はこんな明るいはずがないと気づけるからこそ、当時の人種差別の歴史や差別主義者の心理について関心を呼び起こしてくれる映画です。
 
<勉強になった翻訳>
It's not a lot, but it's enough to help get you settled in
少額ですが、お引越しの足しに
You have to see what she becomes
可能性を伸ばしてあげて
Things are working fine as it is
今でも十分回ってる
Things move fast around here
ペースの速い部署なの
I have to be mommy and daddy
ママとパパの一人二役なの
How the hell we find ourselves in second place in a two man race?
なぜ我々は
この 一騎打ちに敗れた?

ジュマンジ(1995)

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原題:JUMANJI
出演者:ロビン・ウィリアムズボニー・ハントキルステン・ダンストブラッドリー・ピアース
監督:ジョー・ジョンストン
原作:クリス・バン・オールズバーグ
翻訳者:戸田奈津子(字幕)、木原たけし(吹替) 
おすすめ度:★★★★★

 

<内容>
 いじめられっ子のアランは、父が営む会社の敷地で突然と太鼓の音を耳にする。音のする方へ向かうと、土の中から「JUMANJI」とか彫られた四角い木の箱を見つける。家で興味津々に箱を開けると、それはすごろく状のボードゲームとなっており、中心に円形の画面、サイコロ、そして動物の形をした駒が数個あった。女の子の友達と興味本位でゲームをはじめるが、これから世にも恐ろしい出来事が起こるとは知らず…。

 

<感想>
 これぞ90年代定番のアドベンチャーファミリー映画!続編を鑑賞したあと、久々に1作目を鑑賞したが、こっちの方が断然面白くて好きだわああっっ…あっ…あん。厳密にいうと1作目はスリラー、2作目はコメディーの色が強いため、2つを単純に比較することはできないが、面白いかどうかは個人の好みで決まる。
 1作目の見所は何といっても予想のつかない展開が連続的に繰り広げられることである。続編と違って、命(ライフ)は1つしかなく、何が何でも窮地を脱しなければならない状況が何度も起こるため、ハラハラ、ドキドキが全く止まらない。そして、今だからこそ言えることだが、チープ感満載のCGが可愛いい!笑 下手だと思うほどでもないが、あの手作り感によって製作陣らの努力や情熱がにじみ出てるところがこの作品をさらによくしている気がする。見た時の年齢によって作品に対する見方が変わるというのは実に面白い← 若いうちに沢山映画を見てよかったなと本当に思う。
 子供の頃に好きだった映画(ジュラシックパーク、ホームアロン、チャッキー、キャスパー、アナコンダ、ジャッキーチェン、ディズニー映画など)を大人になってから見ると面白くなくなることはよくあるが、このジュマンジだけはなぜか違った。老若男女関係なく楽しめる、懐かしい映画なのでぜひご鑑賞を!

P.S.
スパイダーマンで有名のキルステン・ダンスト、若い!こんな若いときから演じてたなんて知らなかった…子役のその後の人生をチェックするのは何かとお決まりになっているが、子犬みたいに可愛かったブラッドリー・ピアースは、現在こんな姿に↓

 

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髪の量は上下逆転してしまったが、相わからず可愛いぞ、おい…。

目がチャーミングね。現在は俳優、声優、実業家として活躍中。

 

<翻訳>
THIS WILL NOT BE AN EASY MISSION
先はトラブル続き(ボードゲームの表示)

I hope you realize, with my parents gone, this home belongs to me
僕の親の家だから
僕が相続する
Come on Judy. He’s not gonna help us. He’s afraid.
頼んでもムダだ 怖がってる
Peter that was very cool
ピーター 見直したわ(大人を説得した弟を褒めるシーン)
Tell me this isn’t happening
これ 夢でしょ
Act natural
自然なそぶりを(パトカーが通るシーン)



エブリシング

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原題:Everything, Everything
出演者:アマンドラ・ステンバーグ、ニック・ロビンソン
監督:ステラ・メギー
原作:ニコラ・ユン
翻訳者:杉田朋子(字幕)、太田てるみ(吹替) 
おすすめ度:★★★★★

 

<内容>
好奇心旺盛で想像力豊かな18歳少女のマデリンは、重度の免疫疾患のため外出が禁じられている。隣に住む男の子オリーとの出会いが彼女の世界を変え、すべてを犠牲にしてでも恋をつらぬきたい気持ちが芽生えはじめるが、彼女の前に様々な苦難が立ちはだかるー。

 

<感想>
なんと初々しいラブストーリー!恥ずかしくも27歳のおっさん?がキュンキュンしてしまった…!主演のアマンドラは当時19歳、ニックは22歳。そう変わらないはずなのに、何故か27歳との間に大きな壁がうっすらみえるぞ。

でも年齢に関係になく、やはり「情熱的な恋」をするのはいいですね。人生は生き生きするし、健康的にも美容的にもいいことづくし。ただ、両想いの場合に限る←(厳しい)
本作はラブストーリーだけでなく、思春期における親との関係にも焦点があてられていますが、子供への愛が重すぎると相手を束縛しかけないということがよくわかります。
本作の舞台は主に自宅でシンプルですが、マデリンお得意の脳内妄想のシーンも何度か挿入されており、斬新でなかなか面白い見せ方をしています。ハワイの海での初デートも素敵なシーンが多いですね。独身、既婚、年齢関係なく鑑賞して、マデリン同様、脳内妄想しながらキュンキュンしちゃいましょう<3

 

<勉強になった翻訳>
I can relate to him
彼は私と同じ
★マデリンが模型の宇宙飛行士について語るシーン
It’s dry
You’re not missing out anything
パサパサよ
食べなくても損しない
★オリーが渡そうとしたバウンドケーキのこと
I respect the ocean
海は偉大だ
I’m just facilitating
手助けしただけよ
Well, there are no girls here
So who am I supposed to show off to?
女の子がいないと
技をキメる甲斐がない
A second is all it takes
1秒で命取りだわ
★勝手に外に出たマデリンをママが叱るシーン
This is crazy
これは夢か
★ハワイに到着してオリーが言った言葉。簡単そうで訳せない。勉強になります。

ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間

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原題:The Mountain Between Us
出演者:ケイト・ウィンスレットイドリス・エルバ
監督:ハニ・アブ=アサド
原作:チャールズ・マーティン
翻訳者:寺尾知寿子(字幕)
おすすめ度:★★★★☆

 

<内容>
翌日に結婚を控えたアレックスと、手術で執刀予定のベン。嵐で全便欠航となった日に2人は偶然空港で出会う。アレックスの提案で2人はチャーター機でお互いの目的地に向かうが、パイロットの体調が急変し、飛行機は雪山に墜落。運よくアレックスとベンは生き残るも見渡す限り山や森しかなく、その上飛行計画も未提出のため救助が来る可能性も低いという窮地に立たされ、サバイバル生活を送ることになる。

 

<感想>
タイトルに良い意味で騙されました(笑)
サバイバル映画として鑑賞するも最後はラブストーリーに一変!
濡れ場への展開を思わせるサインはいくつかみられるが、「それだけはヤメてくれ」と願いながらも見事に裏切られました。
ただ、嫌いではなかった←
なぜなら、演じたのは美貌と演技に定評のあるケイト・ウィンスレットと、最もセクシーな男性に選ばれたイドリス・エルバだったから(笑)
2人が演じると、ただの濡れ場も低俗で性的なものから高尚で芸術的なものに変わる…(えっ?)
海外のポスターを見ると元々は完全なサバイバル映画ではなかったと推測できるが、日本で「完全なサバイバル映画」としてそのデザインが変更され、サブタイトルも追加されたことで、視聴者に先入観をもたせることになったことは非常に残念だと思いました。作品に対する評価に悪い影響が出たり、良い作品をダメにしかねないですからね。本作はサバイバル×ロマンス映画として鑑賞しましょう★

 

<参考になった翻訳>
★That would explain the questions
いろいろ納得した
★There’s a system here Alex
捜索には手順がある
★Gerilla fighters you know,
They let me follow them
ゲリラ兵よ
密着させてもらってたの
★I’ll slow you down
足まといだわ

さよなら、僕のマンハッタン

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原題:The Only Living Boy in New York
出演者:カラム・ターナージェフ・ブリッジスケイト・ベッキンセール
監督:マーク・ウェブ
脚本:アラン・ローブ
翻訳者:髙内朝子(字幕)
おすすめ度:★★★★★

 

<内容>
舞台はニューヨーク。大学卒業後に1人暮らしをはじめた青年が、隣人と、父の愛人との奇妙な出会いを通じて成長していく物語。

 

<感想>
脚本が素晴らしい!人生に悩む青年の物語だけかと思ったら後半はまさかの展開。涙目どころか号泣しました← 全体的にシンプルなのに、こんな感動する映画は久々に見ました。こういうことはめったにないので本当に出会って良かったです。
この作品について調べたところ、僕の好きな映画「ギフテッド」と同じ監督でした。作品の監督は普段気にしないのですが、あとから同じ監督だったんだと発見するとなんかドキッとしますよね。全く意識してなかった異性に恋に落ちたと悟る瞬間に似てる気がします。 「えっ?あたしこの人のこと好きだったの?えっ?あり得ない!」と思いながらもますます好きになっていくという…。

青年の成長物語だけでなく、恋人未満の関係、夫婦の関係、不倫の関係、親子の関係、隣人との関係、と人生における様々な人間関係も描かれていて色々と考えさせられます。学んだことは、「人間関係、本当に複雑!」の一言につきます笑 。その複雑さをどう上手く切り抜けるかが人生の幸せを左右するのではないでしょうか(青二才の意見)。人生経験まだまだ浅いですが、来る新たな人間関係を恐れずにうまく対処していこうと思います。面倒だからって何もしないと結局どんな人間関係も嫌になりますからね。とにかく、この映画はかなりオススメです!ぜひご鑑賞ください★

 

<勉強になった翻訳>
My mother’s unstable
Throwing dinner parties is how she medicates
母は不安定で
夕食会は薬代わりだ

Like she’s direct from god, you know?
Not second generation
“神が創った”って感じだ
人を介さずにね
◆ここは友達以上恋人未満のミミの美しさについて語るシーンですが、
Second generationは我々人間のことを指すのだと思います。
そこを「人を介さずに」と翻訳しています。秀逸ですね。パッと思いつかないですよ…。

What she didn’t anticipate was he’d surrendered too much of his past to give up on his future
だが彼は 未来を諦めるには
過去を手放しすぎていた
ここは青年の父親が電話で愛人にフラれるシーンです。
Surrendered his pastの訳し方が難しいなと思いました。「過去を手放す」はうまいなと思うものの、自分だったら「過去を捨てた」とまで翻訳し、以降は思考停止するのがみえみえですね。後半はバランス的にも意味的にも分かりやすく、マイ辞書にストックさせていただきました。